漏電の危険を回避し、雰囲気のあるLED照明に更新
廻り階段には元々フットライトが取り付けられていますが絶縁不良が確認されました。ケーブルを覆うカバー不良や接続機器の露出により絶縁値が基準値に満たない状態になっていました。この状態を放置してしまうと、器具の劣化が進み漏電の危険性が高まります。
今回は既存照明を絶縁処理し、新しくLEDライン照明を取付ました。
定期的な電気設備点検実施はビル管理の上で必要な事柄です。点検時に絶縁値低下の指摘があった場合は原因究明と対策をしっかり行いましょう。
そのほか、建物の各所に劣化が生じていましたので補修工事を行いました。
■階段裏 雨水浸入による仕上げケイカル板剥がれ
⇒ケイカル板及びその下地を撤去し塗装
■階段R石壁材の割れ(クラック8mm幅程度)
⇒石材割れ部分に石材接着剤注入し再固定
■階段、石目地、手摺根元ほかシール劣化
⇒既存シーリング撤去、打ち替え
■石床一部浮き
⇒目地・シール共既存撤去、下地調整、樹脂ボンド張り
【施工期間】約1か月
【竣工年】1993年